過去に白髪染めによってアレルギー反応が起きてしまいたいへんなことになった私の経験をもとに、白髪染めの危険性についてみなさんに知っていただい事と、それでも白髪を染めるためにはどうすればよいのかを記載します。
年齢を重ねると嫌でも増えてくる白髪。
そろそろ白髪染めをしなくてはならないかなと考えている方に気を付けていただきたいことがあります。
自身で白髪を染めるためには、複数のタイプの商品があります。
白髪染め商品の一部には、体質によりアレルギー反応がおきることがあります。
白髪染めをしようと思ったきっかけ
白髪の生える年齢はさまざまです。
初めて見つけた時は誰もがショックに感じることでしょう。
私の白髪との出会いは20代前半の事です。ほんの数本ですが白髪がありました。
20代ですので典型的な若白髪です。
そして20代後半頃から白髪がポツポツと増え出して、現在ではとても数えることが到底不可能な本数に達しました。
20代の頃は、白髪を抜くと増えるよと良く聞いていましたので、鏡を見て白髪を発見するたびに小さなハサミでチョキチョキ切ってました。実際には白髪を抜いても増えないようです。
30代後半になってくると、とてもハサミで切っていられないぐらい白髪が目立つようになりました。
もう白髪を切ることは時間的にもやってられなくなりました。
心のどこかで抵抗のあった「白髪染め」をとうとう使わなくてはならないのか?
と頭によぎりだし、何かいい商品はないのだろうか?と調べはじめたことがきっかけです。
なぜ白髪になってしまうのか
髪の毛はなぜ白髪になってしまうのでしょうか。
髪は生えてくる段階では元々色が無い状態です。
赤ちゃんからお年寄りまでみんな同じです。
皮膚の外に出てくる前にメラニン色素が髪に取り込まれて黒い髪となります。
白髪になってしまうのは、何らかの原因でメラニン色素生成が出来なくなったためなのです。
大きく分けてストレスが原因となるものと加齢が原因となるものがあります。
ストレスから発症する白髪は、そのストレスが解消されるとまた黒髪に戻るとも言われていますが、加齢が原因で生えてしまった白髪はもう黒髪に戻ることはありません。
規則正しい生活をして健康に気を付けると白髪の発生を遅らせることができるのかも知れませんが、必ず白髪にならないようにするための根本的な解決策が現在の研究では発見されていません。
実は、白髪研究は薄毛研究に比べ商売としてのうまみが少ないためにあまり新たな発見が期待できないのです。
つまり、白髪は染める行為で解決するため当事者にとって対策費用が低額で済みます。
それに比べ薄毛は増毛して解決するには費用が高額になります。
研究で髪が生える薬などの新たな大発見があればお金になる訳です。
はじめての白髪染め
白髪が目立つようになると、そのままに放置しておくのか、染めてしまうことの2択を迫られます。
ロマンスグレーのかっこいいおしゃれなおじさんもたまに見かけますが、元から持った見栄えとセンスを磨かないとなかなかそのようにはなれません。
30~40代に髪が真っ白になってしまうと、どうしても見た目の印象が良くないです。
年齢が実年齢より上に見られてしまいます。
特に他社の人と頻繁に接する仕事をしていると、初対面の時がどうしても気になります。
第一印象をくつがえすことはなかなか困難ですからね。
私は、ほぼこの理由で白髪染めをどちらかと言いますとしかたなくやっている感じです。
もし、人にほとんど会わない仕事ならすぐに白髪染めをやめます。
そんな仕事があったらぜひ紹介してほしいものです。
白髪染めをするならば、どちらかの方法を考えることになります。
- 美容室や理容室で染めてもらう
- 自分で染毛剤を買って染める
美容室や理容室で染めてもらうと染めムラが無く綺麗に仕上がりますが、そこそこの料金がかかります。
自分で染めるには、 低料金でいつでも気軽に染めることができる反面、後頭部や側面が確認しづらいためしっかり染まっているのか不安です。
プロにやってもらうのも自分でやるのもそれぞれに一長一短があります。
私は自分で染めてみることにしました。
最初に買ってみたのが、2種類のチューブに入った薬液を混ぜて使うタイプ、いわゆる酸化染毛剤と呼ばれる白髪染めでした。ドラッグストアで置いている紙箱に入った商品です。
この商品は、月1回の作業だけで黒々としっかりと染まり大変重宝しました。
今考えるといちばん染まりが良かった商品です。白髪が目立つ人が使うと次の日が不自然に感じるほど髪が黒くなります。
あまりに染まりが良いので3~4年は使用したかと思います。
そしてとうとうアレルギーが出た
自分で行う白髪染め作業は面倒で時間もかかりますが、自画自賛ではありますが満足な仕上がりで快適な白髪染めライフを過ごしていました。
しかしある日突然たいへん困ったことに直面してしまいました。
それは、白髪染めによってアレルギー反応を起こしてしまったことです。
アレルギーを起こしやすい白髪染め商品はいわゆる「ジアミン」という染料が入っております。
染める仕組みは、薬剤で髪の毛の隙間をこじ開けて、染料を髪の中まで浸透させることによってしっかりと髪が染まるようにできています。
この「ジアミン」を使用した商品は良く染まる反面、成分が強いことから体質によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
一度アレルギー反応が出てしまうと、二度とこのタイプの商品を使ってはいけません。
(注)この内容は、ジアミンタイプの商品を批判する目的ではなく、 アレルギーを起こさなければ、本当に黒々と染まる良い商品です。
アレルギー反応が起きる前までは、使用して良かったと思っています。
このような事態があなたにも起こる可能性があるということをよく理解していただき、使用時は説明書を良く読み、パッチテストという事前のアレルギー反応テストを必ず行ってから使用してください。
関連記事 アレルギー経験者が語る染毛剤のパッチテストの必要性
引き起こした症状について
第一段階にまず、頭がやたらとかゆくなりました。
初期段階の少しかゆいかなといった程度から、かゆくなったりおさまったりが2か月ほど続き、だんだんとかゆい時間が長くなってきました。
第二段階で、ある日に染めたとき、頭が少し腫れているのではないかと感じるようになり、その症状が出た時は、数時間すれば腫れがおさまっていたので大丈夫かと勝手に判断していました。
そして1か月後に染めた際に、とうとう頭が前よりも大きく腫れてしまいました。
いよいよマズイかなと感じていると、さらに頭に数か所湿疹ができた様子。
そこから少しずつ髪を伝って膿のような液体が出てきて、ティッシュペーパーで拭いてもなかなか止まらない。
その症状がやっとのことでおさまってくると髪の毛に残った膿のような液体が固まり、髪の毛がパリパリとなってしまい、どうしようもなくなりました。
そんな状態でもなんとか会社に行かないといけない、髪はバサバサで、頭はかゆく額は赤みを帯びている。
経験したことのない未曽有の症状に、いずれ病院に行ってしばらく休まないとダメなのかと悩み、最悪の日々が数日間続くのでした。
その後、2週間程度かけてなんとか徐々に自然治癒したので、病院には行かずに済みました。
でも、もし同じように白髪染めでアレルギー症状を引き起こした時にはさらに重症化する可能性がありますので病院で診察を受けたほうがいいです。
私の症状は頭の腫れや湿疹はなんとか重症化せずに無事に回復しましたので、これでもまだマシなほうだったと思います。
白髪染めをされる際は、このような危険性を十分に理解したうえで行ってください。
さて、治癒したのもつかの間、これからどうやって白髪を目立たないようにすればいいんだろうとまた悩まされる事になります。
アレルギーが出ても白髪染めを続けたい時には
白髪染めによるアレルギー症状が出たとはいっても、会う人に対して老けた印象を与えてしまう白髪をそのままにしておくことはどうしてもできません。
「ジアミン」成分が含まれていない商品を使用することになるのですが、残念ながら現在のところ「ジアミン」を含まずにしっかりと髪が染まる商品はありません。
「ジアミン」含有の白髪染めには危険性はあるものの、アレルギーの起きない人にとっては強力に髪が染まる商品を使用したいですから「ジアミン」含有の白髪染め商品は今後も全くの新しい商品が開発されるまでなくなることはないでしょう。
アレルギーが起こりにくい商品となると、髪の染まり具合は少々弱くなる商品を探すことになります。
アレルギーが起こりにくい白髪染めはどのようなものがあるのか探してみました。
私が今までに探してみた白髪染め商品をまとめた記事です。
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